てくてく日記

鉄道と旅行が好きな人のブログ。たまに飛行機。

JRの学割を101キロ以下で使う裏技

皆さんこんにちは!

今回はJRの割引にまつわる裏技をご紹介します。とにかく1円でも安くしたいという方は知っておくといつか役に立つかもしれません。なお、今回は学生割引を題材にしていますが同様の考え方が往復割引、身障者割、ジパング倶楽部等に応用できますので学生以外の方でも気になる方は読んでいってくださいね。

 

まず、JRの学割について簡単に概要を書いておきます。これは営業キロ101キロ以上の片道・往復・連続乗車券を購入する際、各学校で配布されている「学生生徒旅客運賃割引証」を提示すると運賃が2割引きになるという制度です。これだけ見ると100キロ以内の利用では学割の恩恵を受けられないような気もしますが、実は抜け道があります。

 

それは、実際に利用するのが100キロ以内であっても101キロ以上の乗車券を購入してしまうというものです。そうした場合、100キロ以内の無割引運賃よりも101キロ以上の2割引運賃の方が安くなるケースがあります。もちろん、実乗車区間が短すぎるとこの方法は使えませんが、90キロとかそれくらいであれば距離をあえてのばした方が安くなることがあります

 

JRでは内方利用、すなわち乗車券面に表示されている区間の中の一部だけ実利用するということは特に問題ありませんのでこのようなことができます。また、通常101キロ以上の乗車券は有効期間が2日以上になり、途中下車が可能です。目的駅に着いたらきっぷを駅員に渡さずに途中下車の申告をすることをお勧めします。自動改札機に通した場合は多分回収されずに出てくるとは思います。多分。

 

なぜもう使わないきっぷなのに途中下車にしておくかというと、もし翌日以降何か事故などがあって実利用しない区間が運休になった場合、途中下車駅から券面に表示されている目的駅までの運賃が払い戻される可能性があるからです。きっぷが手元にあればこのようなラッキー払い戻しに遭遇できる場合があります。

 

同様の考え方は、●キロ以上の乗車券類に対して適用される系の割引にも当てはめられます。往復割引なら片道601キロ以上ですし、身障・療育割なら101キロですね。

 

最後に一つ実例をお見せしておこうと思います。札幌-倶知安(くっちゃん)間の営業キロは100キロ以下で学割は適用できず、運賃は2100円です。これを2駅のばして札幌-ニセコ間にすると営業キロは101キロを超えるので、無割引運賃は2420円です。しかし学割が適用できますので、2割引で1930円となり、普通に買うよりも170円得することになります。

 

かなりセコい手な気もしますが、手間を惜しまない方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

【今日の小ネタ】

JRでは基本的に複数の割引を併用できないけど学割と往復割は重複して利用できるよ~!!じゃあね~~!!