【札幌発ウラジオストク】だいたい4万円でヨーロッパ【PART1】準備と入国編
みなさんこんにちは!以前"7万円で0泊4日壮絶ニューヨークの旅"(ニューヨーク 8万円で0泊4日の旅!? - てくてく日記)をご紹介しましたが、今回はちゃんとホテルに泊まる人権のある格安旅行ですので、旅行初心者の方も安心してご覧ください(笑)
さて、今回向かうのはなんとヨーロツパです!!あの憧れのヨーロツパ!!
これまで東アジアや中東、アメリカ、果てはアフリカまで行ったことのある私ですが、地味にヨーロッパは未踏の地でした。だって物価高そうだし航空券も高そうだし。貧乏性の私が後回しにするのも無理はないですね。
しか~し!!見つけましたよ。安そーなとこ。それこそ
なのであります!
みなさんも名前くらいは聞いたことあるのではないでしょうか。というか日本人に知っているロシアの地名を挙げろと言ったらモスクワ・サンクトペテルブルクときてウラジオストクが出るくらいの知名度じゃないかと推察します。人口60万人ほどで、日本に近いロシアの街の中ではそこそこ都会な方です。
ウラジオストクは割と知名度は高いのですが、ではあなたの周りで行ったことある人なんて聞いたことあるでしょうか?いたらその人はかなりレアです。
日本のパスポートは世界最強とよく言われるのですが、それは多くの国で観光ビザが免除されているからなのですが、ロシアは入国するためにビザを取る必要があります。しかも、ロシアのビザを取得するためには旅行会社を通じてバウチャーを発行してもらい大使館に行ってお金を払ってうんぬんかんぬん…といった信じられないくらい面倒くさい手続きが必要なのです。
だから、あなたの周りには台湾や韓国に行ったことがある人はいてもウラジオストクに行ったことがある人がいないのはそういう制度的な壁があるわけです。そのためロシアは"近くて遠い国"と言われることさえあります。
ところが!ここ数年で状況が変わってきました。2019年現在、極東ロシアの一部地域ではビザの手続きが簡易化され、オンラインで申請できて返事も数日で帰ってくる電子ビザが日本人向けに発給されるようになりました。しかも無料!その一部地域にウラジオストクのある沿海州が入っているわけです。これを用いると8日の間は地域内の自由旅行が可能です。
さらに、そういう流れに乗ってロシアの航空会社が日本線にそこそこ力を入れてくれています。今回は、2018年12月からウラジオストク(VVO) - 札幌(CTS)線に参入したウラル航空を使ってロシアに初潜入してみました。札幌からウラジオストクは大体2時間くらいでした。
費用
前置きが長くなりましたが、とりあえずかかった費用をざっと見てみましょう。
・航空券(CTS-VVO) 往復 3万5000円
・ホテル(コロナホテル:ウラジオストク駅からバスで5分くらい個室) 1泊あたり3200円
・その他食費とか諸々:1万円もかかってないくらい
計4万8200円くらい
食事をケチれば多分4万円で収まります。
移動手段
・徒歩
ちゃんと歩道が整備されているので歩きやすい。信号のない横断歩道では、歩行者が渡りたそうにしていると車は止まってくれる。
・バス
市内移動は主にこれに頼ることになる。とりあえず観光客が行きたいようなところには大抵バスが走っているので困らない。メイン路線なら5~10おきにポンポン来るので、日本で地下鉄に乗るくらいの感覚で待ってりゃ乗れる感じ。乗降客がいなくても必ず各バス停に止まる。運賃はどこまで乗っても23ルーブル(だいたい42円)。
・タクシー
あんまり乗ってないのでよくわからない。英語は通じない。
・鉄道
市内移動の手段にはならない。路面電車もあるが実用的ではない。
持っていくもの
・パスポート
当たり前。
・印刷した電子ビザの紙
印刷しなくても、スマホで見せればいいんでしょと思って印刷していないとヤバいです。空港のカウンターで「今すぐコンビニ行って印刷してきてください!」と言われてる人いました。必ず印刷して持っていきましょう。
・コンセント変換器
日本とは型が違うので変換プラグは必須。変圧器は無くてもスマホの充電とかはできる。
・地図アプリ"2GIS"
ロシアの地図アプリ。地域ごとの地図データをあらかじめダウンロードしておけばオフラインでも使用することができる。GPSは生きてるので現在地はわかるし、バスのルート案内も使えて非常に重宝した。これはロシアに行くなら絶対に持っておくべき。もう一度言うが、絶対に持っていくべき。
「2GIS – Offline maps」をApp Storeで
https://play.google.com/store/apps/details?id=ru.dublgis.dgismobile&hl=ja
・クレジットカード
クレジットカードは大抵どこでも使える。キャッシングするのにも必要。ただ、キャッシュレス化の波は特に感じなかったので現金がいい人はそれでも良いと思う。治安も悪くないので過度に気を使う必要もない。
・ガイドブック
個人的には荷物になるので不要なのだが、街中では地球の歩き方Platという白い本を持っている日本人をよく見た。必要十分な内容のようで、とりあえず何か持ってないと不安な人にはいい一冊かもしれない。
語学について
後々備忘録として別の記事でまとめようと思っていますが、ウラジオストクでは基本的に英語が通じにくいです。街中の表記もキリル文字なので、事前に或いは移動中の飛行機の中でキリル文字の読み方、簡単な挨拶と数字の言い方くらいを覚えておくとかなり役立ちます。
ベトナムやマレーシアでは独自の言語はありますが表記はラテン文字なので地名の発音くらいならカンでわかります。しかしキリル文字は見た目こそ似た文字もありますが発音はラテン文字のそれとは異なるので全く知識がないと苦労すると思います。
現地に着いてから
入国審査
基本的に何も聞かれません。ウラジオストク空港の入国審査場は、中央の1レーンだけはロシア住民専用なのでそこには並ばないようにしましょう。気づかない客が並んでいたりしますが、係員から他のレーンに移れといわれて並び直しになります。
というわけで、次回から本格的に入国後の話をしようと思います。旅に有益な情報も交えながらウラジオストク事情をお伝えしていきますのでお楽しみに~~
【今日の小ネタ】
ウラジオストクのことをウラジオと略したりシャレた感じでウラジオストックとか言ってる人いるけど、本当はロシア語チックに言うとヴラヂ・ヴァストークなんだよ~~じゃあね~~