南アフリカの近郊列車は安全か?
みなさんこんちくわ!前回は南アの寝台列車に関して書きましたので、今回は近郊列車についてお話ししようと思います。
南アの近郊列車は”metro rail”と呼ばれています。ヨハネスブルグの空港連絡鉄道の”Gau Train”とは別物でもっとローカルな感じです。メトロレールは南アの主要都市で運行されています。
メトロレールはヨハネスブルグでも当然運行されていますが、治安レベルはサイアクらしいです。ヨハネス在住の方ですら乗りたくないと言っていました…。泊まっていた宿の近くにもメトロレールが通っていたのですが、目を疑う状況でしたねぇ…。観光客は絶対に乗ってはいけません。
ヨハネスでは流石に乗りませんでしたが、私はケープタウンで実際に乗りましたので、以下ではその時の話をします。
ケープタウン駅から喜望峰の最寄り駅であるサイモンズタウン駅まで乗りました。実は私が南アに来たのはこの路線に乗るためでした。
前回の記事で駅周辺の治安は一般的に良くないと書きましたが、日中のケープタウン駅周辺は活気があって死ぬほど危険という感じはしなかったです。ケープタウン駅で往復の切符が買えるようなので往復分、一応一等車の切符を買っておきました(一等と二等がある)。
ホームに行くと、綺麗に落書きされたアヤシイ電車が止まっていました。一等車がどれだかよくわかんないので結局適当な車両に乗りました。でもまぁ車内はソコソコ綺麗ですし、ホームと反対側のドアがパカパカ開いたり物売りのオバちゃんが歩き回ってる以外は普通の電車でした。観光客っぽい人も乗ってたし、問題なかったです。
途中から電車は海沿いを走ります。綺麗な景色で感動しました。途中どっかの駅に着いた時、「みんな降りてバスに乗り換えてね」的な放送が流れてその通りにしました。どうやら工事かなんかやってるっぽい。てことでバスで終点のサイモンズタウン駅に着きました。
色々やって夕方復路に乗るんですが、駅で待っていると「工事やってるから次の列車は運休するね。みんな次の次の電車に乗ってね」という放送が流れました。当初の予定では17時ごろ、まだ日が暮れないうちにケープタウン駅に戻る予定でしたが、次に乗ると着くのが18:30頃になります。もう日も暮れて薄暗い頃です。青ざめましたわ。しかし仕方ないので諦めてそれに乗ります。車内は結構暗いし、突然歌い出す客はいるしでなかなか怖かった…。ケープタウンに着いたらもう暗くて、街中誰も歩いてないし空気は悪かったです。帽子を深く被り、早足でとにかく早く人通りのある場所に抜けようと必死でした。
幸いにも、この時は何事もなく宿まで帰れましたが、あの時襲われていたら誰も助けてくれないし、殺されても文句は言えなかったと思います。このケープタウン駅からの帰り道が一番怖かったです。
結論ですが、この路線に関しては列車内は安全度は低くはないと思われるが、日没後の駅周辺の治安には不安がありそうです。また、聞いた話ですが休日は列車内も人が少なくなり治安は良くないらしいです。
今日の小ネタ
日本ではホームがないところでドアを開けると上司にこっぴどく怒られるらしいよ!!じゃぁ~ね~~!!